[鳥図鑑] フクロウの仲間たちとフクロウにまつわるイメージあれこれ 英・仏・西語

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上の画像:Tawny Owl VI By: Nlck Jewell

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上の画像:Tawny Owl VI By: Nlck Jewell

今日はフクロウの仲間について調べてみました。
日本にもフクロウはいるけど、いろんな種類がいますよね。
フクロウとミミズクはどうちがうのか、夜行性だよね?、とか、顔の違いとか…

フクロウ

まず、フクロウとミミズクの違いですが、

頭に耳のような羽毛が生えているのが→ミミズク
ないのが→フクロウ

ミミズクの「耳」の有無で区別されてます。

White Faced Scops Owl By: <a href="https://flic.kr/p/fCy4K9" target="_blank">Jo Garbutt</a>

White Faced Scops Owl By: Jo Garbutt

フランス語でもその区別はあって、
大別すると、

ミミズク→Hibou
フクロウ→Chouette

です。

英語では区別なく、Owl

スペイン語は鳥ごとに名前がいろいろ。。
基本はLechuzaですが、Búho、という場合もあります。

英語・仏語・スペイン語でいろんな種類のフクロウの名前を言ってみる

スペイン語がどういろいろな名前になっているかを見るのにはやはり表が一番!

日本語 英語 フランス語 スペイン語
キンメフクロウ Tengmalm’s Owl Chouette de Tengmalm Lechuza de Tengmalm
コキンメフクロウ Little Owl Chevêche d’Athéna Mochuelo
モリフクロウ Tawny Owl Chouette hulotte Cárabo
コノハズク Scops Owl Hibou petit-duc Autillo
トラフズク Long-eared Owl Hibou moyen-duc Búho chico
メンフクロウ Barn Owl Chouette effraie Lechuza común

どうですか?
英語は全て「Owl」、フランス語はだいたいフクロウとミミズクで分けてChouetteまたはHibou、スペイン語は…あんまり規則的でないですね。

Tengmalm Owl - Oulu 00 By: <a href="https://flic.kr/p/qwwHYY" target="_blank">Francesco Veronesi</a>

Tengmalm Owl – Oulu 00 By: Francesco Veronesi

キンメフクロウは英仏西語全て「Tengmalm」ってついてて、これは何?と思ったら、
ピーター・グスタフ・テングマルムというスウェーデンの博物学者さんの名前からきているんですね。

フクロウに対するイメージは???

フクロウに対して、どんなイメージを持ってますか?
日本では、フクロウの「フク=福」、とか「不苦労」とか、語呂が良い、というのもあって、
結構、好意的なイメージが多いような気がしますが、
英仏西ではまた違うようです。

英語

Owl、のイメージは「賢そうな人、真面目な人、もったいぶった人、夜更かしする人」

賢い、というたとえとして、

as wise as an owl (フクロウのように、とても賢い)
as thoughtful as an owl (フクロウのように、思慮深い)

なんて使われたりしますね。

フランス語

それに対して、フランス語は、辞書を見ても「賢い」といった意味はないようです。

フクロウ Chouette

辞書には、Chouette(フクロウ)を使った成句として、

vieille chouette 意地悪ばばあ
yeux de chouette ドングリ目、ギョロ目

という意味しか載ってない。(仏和大辞典)

ところで、chouette(シュエット)って形容詞として使うと、くだけた表現ですが、
「すてきな」「かっこいい」「すごい」「優しい」「感じがいい」
という意味があります。

bagnole très chouette  すごくカッコイイ車
C’est chouette.     見事だ、素晴らしい
Quel homme chouette!   なんていいやつだ!

この場合、chouette(形容詞)の反対語はmoche(ダサい)、です。

ミミズク Hibou

Hibou(ミミズク)も辞書を引いてみると、

avoir des yeux de hibou  大きな丸い目をしている
nid de hibou       フクロウの巣→廃屋、古城
faire le hibou      いっさいの人付き合いを避けている

hibouには、「交際嫌いの陰気な人」というイメージがあるようです。

うーん、英語とは随分違いますね。。。

スペイン語

スペイン語では、いろんなフクロウの種類に対して、いろんな名前がありますね。
耳のような毛の有無で呼び名がフクロウとミミズク、chouetteとhibou、のように単純に分けられるわけではないようで。

ま、順にみていきましょう。

Lechuza

Barn Owl - Explored By: <a href="https://flic.kr/p/GWKzVq" target="_blank">Clint Budd </a>

Barn Owl – Explored By: Clint Budd

Lechuza de Tengmalm(キンメフクロウ)
Lechuza común(メンフクロウ)

細かい話ですが、
この2種はそれぞれ、フクロウ科(Estrígidos)メンフクロウ科(Titónidos)とちょっと科が違います。
科が異なっても同じLechuzaなんですね。

ところで、Lechuzaには、「夜型の人」という意味があります。
我が愛用のSALAMANCAを引いてみると、
lechuzaにはメキシコの俗語として、「ramera、prostituta」つまり、売春婦という意味もあるようです。

さらに現代スペイン語辞典には、「ブス、醜い女」なんていう意味も載っています。

形容詞(lechuzo、lechuza)だと、「夜更かしする」「いつも甘いものをつまむ」「ばかな、のろまな」
なんていう意味になります。

Es una lechuza, se pasa todo el día comiendo caramelos.
[SALAMANCA]

(彼女は甘いもの好きだ。一日中キャンディーをなめて過ごしている。)

うーん、どっちにしろ、あまりいいイメージないですね。

Mochuelo コキンメフクロウ

Little Owl By: <a href="https://flic.kr/p/2EHCh1" target="_blank">Marc Evans</a>

Little Owl By: Marc Evans

コキンメフクロウ(mochuelo)には「厄介な、面倒な(仕事)」という意味がある。

cargar con el mochuelo「厄介なことをしょいこむ」

Tú espabílate, porque algunos quieren que cargues con el mochuelo si no funciona el plan.
[SALAMANCA]
(がんばれよ、もしこの計画がうまくいかなかったら、君に面倒を押し付けようとするだろうから)。

そして、コキンメフクロウの有名なことわざも。

Cada mochuelo a su olivo.
(フクロウにはその個体にあったオリーブの木がある)→じぶんのすべきことをせよ。
→餅は餅屋

図鑑を読むと、コキンメフクロウは、自分のテリトリーに凄く固執するようです。
そういうところからきたことわざなんでしょう。

Búho

Búho chico  トラフズク
Búho real  ワシミミズク

辞書を引くと、「無愛想な人」「夜型の人」のたとえで出てきます。

Carlos es un auténtico búho, sólo estudia por la noche.
[SALAMANCA]
(カルロスは本物の夜型人間だ。夜しか勉強しない。

ちなみに、「夜行列車」はスペイン語で「Tren búho」といいます。

Cárabo, Autillo

Cáraboはモリフクロウ、Autilloはコノハズク。

この2つの名前には例えとか諺は見つけられなかったんですが、それぞれ他の意味もあります。

たとえば、
Cáraboにはオサムシ、とか、カラベル船(15~16世紀のアラブの小型帆船)
Autilloには異端審問所、宗教裁判の特殊判決

どっちも、特殊過ぎる~

まとめ

ということで、英語、フランス語、スペイン語でフクロウの名前や、フクロウにまつわるイメージを見てきましたが、
随分イメージ違いますね。
フランス語やスペイン語ではあまりイイ意味、イメージがないですね。

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