[スペイン語]debajoとabajoの違いとは?!

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昔から気になってた「単語のよく解らん使い分け」のひとつに、「debajo」と「abajo」の違いがあります。

どちらも副詞で、「下に、下側に」などの訳語になっていて、
あんまり差はないとか言われることもあるようですが、やっぱり何か使い分けられているような気もするし、
なんだかしっくりこなかったので少し調べてみました。

debajoとabajoの違いは「2つのものを比較している」か否か

辞書(西和中辞典)のdebajoの「解説」欄には、以下のような説明があります。

[類語] debajoは2つのもののうち、一方が他方より下にあることを示し、
abajoは2つの比較がなく、何かあるものが下の方にあることを示す。

El servicio está abajo.
トイレは下です。

Aquí hay dos documentos. El mío es el de debajo.
ここには2つの書類がある。私のは下の方です。

diccionario SALAMANCA」の説明も見てみると、

abajo
1. En un lugar que está en una posición inferior a aquella que el hablante toma como referencia:

debajo
1. En un lugar que está más bajo que otro que se toma como referencia, en la misma vertical, en contacto o a cierta distancia.

となっていて、やはりdebajoは「何かと比べてより下にある」ということを言うのに使っているが、
abajoはただ単に「下の方」と言っているだけ、という感じがします。

debajoは何らかの比較の対象が有り、abajoには比較の対象が無い
つまり、debajoとabajoの違いは「2つのものを比較している」か否か、というポイントがあるようです。
この点についてさらに見ていきたいと思います。

debajoの後にくる「de」に注目

さらに、SALAMANCAに載っているdebajoの例文を見ると、やはり「何かと比較している」感があります。

El perro escondió debajo de la mesa.
Sacó la maleta de debajo de la cama.
Pásale el dinero por debajo de la puerta.
¿ Qué escondes debajo del abrigo?
¿ No tienes a nadie por debajo de ti?

西和中辞典では、「debajo de~」は成句として説明されていて、
「…の下に;…の下側に;…の下位に」という訳がついてます。

でも「~の下」って結局は、「~よりも下にある」ということを言ってるわけで、deの後に比較の対象を示しているようにも読めます。

「abajo de~」というのもあるが?

西和中辞典では

abajo del agua 水面下に

という表現が載っています。

でも、これってよく考えると、aguaの下と言っているのではなく、どちらかというと、aguaの中にある、って感じですよね。

(海なのかプールなのか水槽なのかは分からないが)の下の方、と言っているわけで、debajo de la mesa(テーブルの下)のように上下の比較の基準を示しているのとは、違う感じがしますね。

とはいえ、debajo単独で比較の対象が明示されない場合もあるよね?

何が「より下」なのかは、文脈から暗黙の了解となることもある、ということで、こんな例文もありました。

Tus padres viven en el quinto piso y yo justo debajo.
(SALAMANCAより)

話の流れから、別に比較の対象を「de」で示さなくても良いわけです。
まぁ、あたり前な気もしますが。

下の例文なんかも比較の対象は具体的には明示されなくても、自分を何かと比較してmás peso」って言っているように思えるんですが…。

Como yo era el que estaba debajo tenía que aguantar más peso.
(SALAMANCAより)

より曖昧な?「abajo」

こう見てくると、abajoの方は「ばくぜんと下の方」を指しているって感じがしてきます。

例えば、

Espérame abajo.
Entró por abajo.

この例文では、自分のいるところより下の方、と言っているので、自分のいる場所が比較対象なんじゃないかと思うんですが、
debajoのように「(自分以外の)AとBを比べて下」という使われ方をしているわけではないですね。

debajoが具体的な比較をしてるのに対して、abajoは漠然と下部を指しているって感じです。

漠然としているからこそ?いろんな使われ方

はっきり限定しないぶんだけ、表現が幅広くなるのか、abajoにはいろんな使われ方、意味がでてきてるようです。

de arriba abajo(上から下まで、全部)

rio abajo、aguas abajo(川を下って)
escalas abajo(階段を下りて)
cuesta abajo(坂道を下りて)

boca abajo(うつぶせに)
cabeza abajo(頭を逆さにして)
panza abajo(腹ばいに)

また、「社会的に地位が低い」といった意味でも使われます。

Los que están abajo siempre tendrán que aguantar los caprichos de los de arriba.
(SALAMANCA)

そのほか、abajotirarvenirseなどと一緒に使うと、「壊す」という意味になったり、
文章の中で「XXXについてはもっと後で述べます」というのにmás abajoとか言ったり、
感覚的に使えるからか、いろんな表現がSALAMANCAの辞書の例文に載っていました。

さいごに

debajoとabajoの違いについて、「2つのものを比較しているかどうか」に注目して例文を読んでみましたが、
辞書を読む限り、abajoは漠然と、debajoはもうちょっと具体的な比較がある、という感覚が出てきました。

とはいえ、辞書以外にも、もっと多くの表現に当たって、debajoとabajoの感覚を掴んでいきたいと思います。

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