[英仏西語]チェス用語をまとめてみた。

CATEGORY : English, Español, Français

TAG : ,

スポンサード リンク

最近、急にはまってしまった「チェス」
ということで、英語、仏語、西語でチェスの駒などのチェス用語がどうなっているのかまとめてみました。

チェスの駒

英語はそのまんまですが、仏語と西語はちょっと変わってるところも。

駒のなまえ 英語 フランス語 スペイン語
キング king roi rey
クイーン queen dame(reine) dama(reina)
ビショップ bishop fou alfil
ナイト knight cavalier caballo
ルーク rook tour torre
ポーン pawn pion peón

ビショップ以外は、英語を仏語・西語に置き換えた、または連想される言葉になった感じですねー。

ビショップだけは、意味も違うようで、英語bishopだと「僧正」なんて訳されたりしますが、
仏語fouと西語alfilは「ゾウ」を意味してるらしいです。

もともとチェスはインド起源のゲームで、象の駒だったものが、イギリスに入ってなぜかbishop(お坊さん)になったとか。

ちなみに、スペイン語alfilは、アラビア語起源で「al(定冠詞)+fil(ゾウ)」だとか。
「al~」から始まる単語がアラビア語起源であることが多いという話は、以前に書いた記事でもちょっと書いたことがあります。

[スペイン語]覚えにくい!と思った言葉の起源を知ってびっくり!アラビア語由来のスペイン語単語は4000語以上だそうな。

[スペイン語]覚えにくい!と思った言葉の起源を知ってびっくり!アラビア語由来のスペイン語単語は4000語以上だそうな。

また、フランス語で「fou」っていうと、「道化」とか「気がふれた」って意味を思い出しちゃいますが、これも辞書引くとペルシャ語起源でやはり「ゾウ」という意味なんだそうな。

そのほかのチェスの言葉

「チェス」自体はなんていう?

先に駒の話から始めてしまいましたが、そもそも、チェスも英仏西で呼び方が違います。

  英語 フランス語 スペイン語
チェス chess échecs(n.m.pl.) ajedrez(n.m.)
チェス盤 chessboard échiquier tablero
チェスのマス目 square case casilla
piece piéce pieza

英語はいいとして、仏語は「échecs」。単数「échec」だと、「失敗、挫折」って意味なので、思わず「え?」ってなるんですが、辞書引くと、アラビア語の「王」という言葉と古いフランス語eschac(eschec)「戦利品」という言葉から来ているらしい。

そして、英語のchessは、この古いフランス語eschesが語源で、語頭のeという音が消失して今に至るということらしい。

英語とフランス語は語源が同じということで音も似てますが、
その中で何の脈絡もなさそうに見えるスペイン語の「ajedrez」。起源はアラビア語(ax-xatranch)とペルシャ語(shatranj)由来で、チェスの前身であるインドのチャトランガというゲームから来ているらしい。

ルール

一部ですが、チェスでよく聞く用語(ルール)を抜粋してみると、

英語 フランス語 スペイン語
チェック check échec au roi jaque
チェックメイト checkmate échec et mat mate
ステイルメイト stalemate pat ahogo
アンパッサン en passant en passant en paso
キャスリング castling roque enroque
プロモーション promotion promotion promoción /coronación

長い間、私は、「checkmate」のmateって、友人とか仲間って意味のmateだと思ってたんですが(ルームメイト、とか言いますよね)、語源は全く違うらしいことを今回知りました。

語源はもっと怖~いです。

checkmateって、語源はペルシャ語で「王は死んだ」というのが本当の意味らしい。
フランス語は「mat」、スペイン語も「mate」ですが、これもペルシャ語由来で「死んだ」って意味らしいです。

ステイルメイトの「stale」は「失効した」って意味で、失敗した王手、ってことで、引き分けになりますね。
フランス語では「pat」(これはイタリア語由来で、「同点である」という意味から来ている)、
スペイン語では「ahogado」(窒息した、溺死した)
とここは各国言い方が違いますね。

アンパッサンはフランス語から来ているので、似たような感じです。

が、キャスリングはちょっと話が込み合ってきます。

キャスリングって、キングとルークが入れ違いになるような動き方をするんですが、
このルーク、もともとはペルシャ語(rukh)で「戦車」って意味なんだそうな。

ルークの駒ってお城の形してるし、キャスリングって王の「入城」なんじゃないの?
って覚えている人もいるかもしれないけど、実は戦車なんですね。

イタリアにチェスが伝わったとき、ペルシャ語のrukhがイタリア語のrocca(要塞)に変化した事により、イタリアから仏西に伝わったときにやぐらや塔を意味するtour、torreになったという説もあるそうで。

そこから「」って連想が出てきてcastle、「castling」になったのかもしれませんね。

英語は駒の名前はルークだけど、ルール(キャスリング)では「」って言葉が出てきてるのに対して、
仏西は駒の名前は塔(要塞)だけど、ルール(キャスリング)はもとの語源であるrukhが色濃く出てくるroque」「enroque」って言葉になるのが面白いですね。

さいごに

チェスの駒の名前やルールの名前って、何を意味しているのかよく分からなかったんですが、
インドで生まれたゲーム(チャトランガ)がペルシャ、アラビアを通じてヨーロッパに入って、いろいろ変遷を経て今のゲームに落ち着いたっていう歴史が語源をたどることで少し見えてくるような気がします。

スポンサード リンク