[スペイン語]幸せを呼ぶお菓子“ポルボロン”。けっこう地方色が強いお菓子でもある。レシピを見くらべてみたよ。

CATEGORY : cocina, Español

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こんにちは、ちりめんじゃこ(@tirimenJ5)です。
早いものでもう12月。12月といえばクリスマス。
今日はクリスマスに食べる習慣があるらしいスペインのお菓子「polvoron」(ポルボロン、ポルポローネ)を作ってみたかったのでついでに調べてみました。
(実際はクリスマスだけでなく年中食べているお菓子でもありますが)
見てるだけでよだれが・・・

“ポルボローネ”とは

名前の由来

口に入れて溶けるまでの間に3回「ポルボロン」というと幸せがおとづれる・・・とかなんとか、そんな話があるお菓子、polvoron。

名前の由来はその粉雪のような口溶けから、粉やちり、ほこりを意味する「polvo」(m)から来ているそうです。

主な材料

主な材料は小麦粉(harína)、砂糖(azúcar)、バター(manteca)、それに地方によってアーモンド(almendra)などのナッツ類の粉を入れて作ります。

なぜにラード(manteca de cerdo)?

ポルボロンは7世紀のペルシャのお菓子が起源になっているそうで、スペインではアンダルシア地方が発祥の地のようです。

ところで口どけのよさの鍵になる「manteca」、脂肪分。普通お菓子に使うのはバターってイメージがあるんですが、
スペインではラード(manteca de cerdo)を使うのが主流のようです。

本当かどうかは分かりませんが、英語版Wikiによると、スペイン異端審問(Inquisición española)の時代に隠れユダヤ教徒やイスラム教徒を見つけるための「踏み絵」的な役割として、ポルボロンにラードを使うようにしたのだとか。
ただ、この話はあまり文献というか出所がよく分からない話なので(自分の検索ではスペインのページで出てこなかった)ひょっとしたらスペインの「黒い伝説」的なものなのかも・・・?!なぞです。もしご存知の方がいらしたら教えてください。

レシピいろいろ。

España ~ 伝統的なスペインのレシピ

最初はスペインのレシピを見てみました。
これが正統派か!というような丁寧なレシピです。

最初にオーブンで小麦粉を焼いて乾燥させた後、ふるいにかける(tamizar)、という下準備によって粉をよりサラサラにしているようです。

Ingredientes(材料)は、
1 kilo de harína(小麦粉1キロ)
1/2 kilo de manteca de cerdo(ラード1/2キロ)
1/2 kilo de azúcar glass(粉砂糖1/2キロ)
250g de almendra cruda(生のアーモンド250グラム)
1 cucharadíta de canela(シナモン小さじ1杯)

よく聞き取れないところもあるんですが、
こねる(amasar)時は”sin dejar de batir”(激しくしない)とか、言っているような気がします。

“se llevar en frigorífico”(冷蔵庫に入れて)30分くらい寝かした後にオーブンで焼くようです。手間がかかってますね。

焼きあがったら粉砂糖を上からかけて紙で一つ一つ包むようです。
食べてみたい~

México ~ 副王統治時代のレシピ

次にみつけたのはメキシコのレシピ。最初のほうで“época virreinal”と言っているので、ヌエバ・エスパーニャ、副王統治時代(16世紀~19世紀?)のレシピのようです。
メキシコではポルボロンは結婚式などの祝い事があるときに食べているようで、特にクリスマスのお菓子というわけではなさそうです。

Ingredientes(材料)は、
1 taza de cacahuate pelado(剥いたピーナツ1カップ)
2 tazas de harina cernida(ふるいにかけた小麦粉2カップ)
1 taza de azúcar glass cernida(ふるいにかけた粉砂糖1カップ)
1 taza de manteca de cerdo(ラード1カップ)
1/2 cdita. de bicarbonato(重曹小さじ1/2)

こちらはアーモンドではなくピーナツが決め手のようです。

ここではポルボロンの作り方の後に、「panecitos de maíz(トウモロコシのロールパン)」と「rodeos de canela(シナモンのドーナツ?)」の作り方が続くので27分と長いビデオになっています。

使っているお皿とか、メキシコ!って感じがする(よく知らないけど)。。。
プロの料理人の手つきはなんだか無駄がないなぁ、と見ていて思います。

それにしても随分とカタチが違うポルボロンだなぁ。長細くなってるぞ!一口では食べられなさそうだ。

Nicaragua ~ バリエーション・・・ここまで変わる?!

最後はニカラグアのポルボロンのレシピ。
はっきりいって、ココまで変化するのか、というか、これってフツーのクッキーでは?
クッキーのたねも前の2つのように手でこねられる状態じゃなくて、ドロンドロンのまんま。
出来上がりも大きいよー!

Ingredientes(材料)は、
1 barra de mantequilla a temperatura ambiente(室温に戻したバター1本)
1 taza de dulce de rapadura, rallado(おろし金でおろした赤砂糖1カップ)
2 huevos(卵2個)
1 1/2 taza de harína cernida o colada(ふるいにかけた小麦粉1 1/2カップ)
3 cditas. de polvo para hornear(ベーキングパウダー小さじ3杯)
1/2 cdita. de canela en polvo(粉にしたシナモン小さじ1/2杯)
1/2 cdita. de anís en polvo(粉にしたアニス小さじ1/2杯)

ゴーカイな作りっぷりです。
でも美味しいんじゃないかな。カロリーが気になるけど。
ほかのレシピにはない材料、卵(huevo)が入ってますね。だからたねがドロドロなのか?!

料理に関する単語を最後にまとめてみるよ

以上3カ国の「ポルボロン」の作り方を見てみたわけですが、同じものでも使っている単語が違ったり、数字の読み方とか記号とか忘れてるので整理してみたいと思います。

材料の測り方

kilo(キロ)
taza(カップ)
cucharadíta、略してcdita.(小さじ)
barra(棒、バー)ってのもありましたね。

数字は
1/2 kilo、は「medio kilo」
1 1/2 taza de harína、は「una y media taza de harína」。taza(女性名詞)にあわせて数字も女性形になっている。

tazaもcdita.も、2以上は「2 tazas」、「3 cditas.」とsがつきます。

道具

una bandeja (トレイ)
una charola(盆、トレイ)
una picadora(フードプロセッサー)
un procesador(フードプロセッサー)
un cortador(クッキーの型)
papel de seda(薄葉紙)

その他料理関連の動詞

tamizar(ふるいにかける)
cerner(ふるいにかける)
rallar(おろし金でおろす、すりおろす)
colar(ろ過する、濾す)
mezclar(まぜる)
añadir(加える)
integrar(加えてまぜる)
amasar(こねる)
formar(成型する)
calentar(温める、熱する)
hornear(オーブンで焼く)
enfriar(冷ます)
などなど。

聞き取れないところがたくさんあるので、まだまだありそう。もっと分かるようになりたいなぁ。

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