電子書籍アプリLibrosに挑戦 ~ まずは児童文学『Paco Yunque』から読んでみた

CATEGORY : Español, iPhone

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昨年末は大掃除追い込みによりブログ更新できず(どれだけ掃除が溜まってたんだか・・・大汗)新年最初の更新になります。
2014年もよろしくお願いします。

スペイン語初心者でもスペイン語で何か読んでみたいと思っていろいろ探しているチリメンジャコですが、
最近は昨年末にダウンロードした電子書籍アプリ「Libros」の中で比較的読みやすそうと思っていた作品、Paco Yunqueを読んでいます。

(iPhoneアプリ「Libros」についての記事はこちら)

あまり日本では有名でない(?)作品ぽいので、簡単ですがどんな作品なのかざっと概要を書いてみようと思います。

まずは作者、セサル・バジェホって・・・?

セサル・バジェホ(César Vallejo, 1892 – 1938 )はペルーの詩人、作家、劇作家、ジャーナリストで、
詩集は3冊しか出してませんが、20世紀の革新的な詩人として評価が高い人のようです。
インディヘニスモ(Indigenismo:先住民擁護主義)の作家でもあります。

11人兄弟の末っ子としてペルーのアンデス山脈の僻地の村に生まれたバジェホはトルヒーリョ(Trujillo)大学の文学部で学びますが、経済的に苦しかったため一時期砂糖のプランテーション農園で働いていたようです。

ここで労働者が搾取されている様子を直に見たことが、後の作品に影響しているらしい。

その後リマに引越してサン・マルコス大学で学び、1918年に最初の詩集「Los Heraldos Negros(黒き使者)」を出します。

バジェホ自身はマルクス主義者で、後にペルー社会党の創設者となるホセ・カルロス・マリアテギとも親交があったみたいですね。

バジェホは知的扇動の罪で3ヶ月ほど投獄されており、その後ヨーロッパに移住しパリで亡くなっています(享年46歳って若っ…)。。

児童文学『Paco Yunque』とは

『パコ・ユンケ(Paco Yunque)』 は1931年に書かれた児童文学です。

バジェホが農場主の息子の家庭教師をしていた経験を土台に書かれた話ですが、編集者の要求で書かれた話にもかかわらず内容が「悲しすぎる」ために一度出版は見送られます。
出版はバジェホの死後の1951年になっています。

大まかなあらすじ

パコ・ユンケは貧しい先住民の子供で、母親が村長の家で使用人として働いています。
村長の息子のウンベルト・グリエベとパコ・ユンケは同じ学校に通っているのですが、親の力関係上、パコ・ユンケはウンベルトに暴力を振るわれ不当な扱いを受けても何もできません。
教師も表向きは「平等」といいながらも自分の保身のためにウンベルトを贔屓しています。

そんな中、ウンベルトがパコ・ユンケが一生懸命勉強して書いたノートを落書きだらけの自分のものにすり替えてしまう事件が発生するのですが、
パコ・ユンケは自分のノートを取り返す事ができず、ウンベルトは優秀賞をもらいパコ・ユンケは怒られます。
パコ・ファリーニャという友達(なぜかウンベルトを怖がらない)だけがパコ・ユンケを理解して慰めてくれる、という話です。

ほんとにバッド・エンドな話ですね~..

文章は子供向けに書かれただけあって読みやすい

児童文学というだけあって、スペイン語初心者の私でも読みやすく感じます。(もちろん辞書はひかないといけないし、完全に理解できているわけではありませんが。)

ページ数もそんなに長くなく(80ページほど)、話の展開も早いのでそれほどシンドクないかなぁ・・・

私の場合、状況が大体分かるという程度ですが、スペイン語に慣れるのによいかと感じています。

物語のはじまりはこんな感じ

物語のはじまりはこんな感じ

まとめ

ペルーの作家の本は始めて読んだんですが、こういった人権や正義について否応でも考えさせられる話を児童文学として出版しようとするところに、
日本とは違う厳しさを感じますね。

日本語訳の本はなさそうですが、あらすじを知って読めば初心者でも状況がつかみ易く、なんとか読み通せるかなと思います。

『Paco Yunque』を読めるアプリはこちら ↓
iPhoneアプリ 「Libros y Audiolibros Gratis」
※この話だけ買うと100円、他の150冊をまとめて買うと500円で読めます。(2014年1月6日現在)

気になった方はどうぞ。

Libros y Audiolibros Gratis – Audiolibros y libros en espanol LLC

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