語学の勉強で「あ~しんど・・・」と思ったときに読むとキモチがヒキシマル ~ 『冬の鷹』

CATEGORY : 語学全体のはなし

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食欲の秋が終わり、でも冬も美味しい食べものがたくさんあって。。食べすぎで胃が痛くなって困っているちりめんです。
こんにちは。

今日はフランス語、スペイン語とは直接関係しませんが、
「語学の勉強がしんどい~」
と思ったときに読むと気持ちが引き締まる本、「冬の鷹」について書いてみたいと思います。

『冬の鷹』とは・・・

緻密な歴史文学や記録文学で有名な吉村昭氏の小説です。
江戸時代にオランダ語で書かれた医学書「ターヘル・アナトミア」が前野良沢と杉田玄白によって翻訳され「解体新書」となったという
歴史の教科書にも載っている有名な話がテーマになっている小説です。

正反対の性格を持つ前野良沢と杉田玄白の生き様の比較がこの小説の要で、
翻訳そのものがテーマというのではないですが、
オランダ語を日本語訳する作業の描写にショックを受けます。

これを読むと、辞書も教材もない中、手探りでオランダ語を習得し翻訳したことがどれだけ凄まじかったかが分かります

辞書も文法書も先生も何もないところで翻訳って・・・?

考えてみれば当たり前なんですが、
江戸時代にオランダ語が堪能な日本人なんてそこいらにいるわけがないんですよね。

オランダ語を習得したくても、助けになるようなものはほとんど皆無の状況から、
知識を積み上げていった前野良沢の執念と根気には感動します。

そもそも、辞書がないっていうのが今の私たちには想像できませんよね。

文法も分からない外国語を辞書なしで理解する事の無謀ともいえる試み、
一文理解するだけでも何時間もかかってしまう、それを延々と続けていくわけです。(しかも分かった文章の内容が、「頭とは人体の最も上にあるもの」なんて当たり前のことだったりしてガックリきたり・・・)

もう謎解きの世界って感じだったろうと思います。

自分の今の環境にありがたみを感じるのでした

今、自分がこうやって辞書や文法書を使って勉強ができるのは、血がにじむような苦労をして学習した先人のおかげなのだな~
って思います。

訳のわからない単語や文章ばかり見ていると、本当にいやになってしまうんですが、
全くの孤独の中で手探りで言語を習得しているのとは違いますからね。

そう考えると当たり前のように使っている辞書やら参考書が当たり前に見えなくなりました。
すごい遺産だなと。

まとめ

この本の中で杉田玄白の描かれ方は若干「軽めの人」のように描かれてますが、
この人の要領の良さに前野良沢は助けられたりもしているように思えます。

コツコツ真面目にやるのもいいですが、木を見て森を見ずにならないような
バランス感覚も大切かな~なんて思います。

文法も大事だけど、とらわれすぎず、楽しくこれからも語学を続けていきたいと思います。

気分転換にいいですよ!
読後、私は辞書をもっと大切に使うようになりました。

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